県内最大の煎茶産地である都城の新茶をPRしようと、地元生産者でつくる
都城茶振興会(津曲俊二会長)は27日、都城市の
池田宣水市長に新茶を贈呈しました。
津曲会長と大石明副会長が市役所を訪れ、8月に静岡市で開かれる
全国茶品評会にも出品する煎茶300グラムを池田市長に手渡しました。
水筒に氷と茶葉を入れて作ったという冷茶と、急須で入れた茶を
試飲した池田市長は「初めに少し渋みがあり、
その後にじわっと甘みがくる。茶葉のうま味が凝縮されていて、
おいしい」と話していました。
都城盆地は昼夜の寒暖の差が大きく茶葉栽培に適しており、26戸が
年間約820トンの荒茶を生産しています。
今年は例年より10日ほど早い4月中旬から一番茶の出荷が始まりました。
本県で開催された昨年の全国茶品評会では、
普通煎茶の10キロ個人・団体両部門に全国2位を獲得しています。
津曲会長は「冬があまり寒くならなかった分、生育が良く、まろやかで
香りのいい新茶ができた。ペットボトル茶を飲む人が増えているが、
急須で入れたリーフ茶を飲むゆっくりとした時間を
楽しんでほしい」と話しています。
(宮崎日日新聞 5月31日 抜粋)
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