小林市・東方中(沼田忠志校長、45人)で6月4日、
同校出身でオーストリアのウィーン在住のテノール歌手
内之倉勝哉さん(31)のコンサートがありました。
同校と県立都城きりしま支援学校小林校の生徒ら約50人が、
内之倉さんの歌声に聞き入りました。
内之倉さんは、2013年からウィーン国立音楽大研究課程オペラ科に在籍。
国内外でソロリサイタルやオペラ、ミュージカル公演に出演しています。
内之倉さんの一時帰国に合わせて、同校でコンサートを開くことになりました。
内之倉さんは、宮崎市在住のピアニスト馬場沙央里さん、
松浦宏臣さん(46)の伴奏で、オペラやオペレッタの歌曲など6曲を披露。
曲の途中には海外でオペラに出演したときの経験や、
欧州の人々が日常的にオペラを楽しんでいることを生徒たちに語り掛けていました。
1年の坂之下径将君(12)は「目の前で歌っているのに、声に奥行きがあった。
先輩のように一生懸命頑張って、夢をかなえたい」と刺激を受けた様子。
コンサートを終えて内之倉さんは
「子どものころからクラシック音楽に親しんでもらえるよう、
今後も歌を通して地域に恩返しをしていきたい」と話していました。
宮崎日日新聞 6月6日より抜粋
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