木城町石河内に、児湯・西都地域の子育て支援の拠点となる
福祉型の児童発達支援センター「はぐはぐ子ども村」が誕生した。
同町で障害児の通所支援事業を展開する特定NPO法人「ふぁむ・ふぁーむ」
(渡邉ゆきこ代表)の児童発達支援事業所が移行したもので、
児湯郡内に同センターができるのは初めて。
渡邉代表は「地域の拠点としての機能を十分に発揮し、障害児支援の輪を広げたい」
としている。
同センターは療育や相談など障害児支援の専門機能を集約した
ワンストップセンターで、2012年の児童福祉法改正に伴い
設置できるようになった。
はぐはぐ子ども村は発達に不安を抱える未就学児が対象で、1日にオープン。
センター移行により、これまでの施設利用者から地域全体に対象者を拡大。
近隣の保育園や小学校などに出向いて相談に応じる訪問支援や、
利用者以外の相談にも応じられるようになったという。
通所施設の利用定員も10人に増員した。
また、移行に伴い、放課後等デイサービスを休止。
障害のある就学児を放課後に預かる日中一時支援事業と結合し、
同町椎木の旧中央保育所跡に新しくオープンした
「はぐはぐ光(キラリ)館」に移転。
定員20人で受け入れている。
県障がい福祉課によると、同様のセンターは同所のほかに
県内には宮崎、都城、延岡、小林、日向市、門川町に計9カ所あるが、
児湯郡では木城町が初。
渡邉代表は「子育てに不安を抱える多くの家族に活用してほしい」としている。
同法人電話0983(39)1110
宮崎日日新聞6月23日より抜粋
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