河川の保全活動や水辺を生かしたまちづくりなどに取り組む県内団体が
一堂に会する「みやざき川づくり交流会」は6日、高鍋町でありました。
各団体の代表者や行政職員ら約60人が参加しました。
小丸川河口に生息し、県の準絶滅危惧種に指定されている
ハマボウの見学や意見交換を行いました。
宮崎県河川国道事務所の竹林秀基所長は「活発に
意見を交換し、連携を深めよう」とあいさつしました。
高鍋自然愛好会・坂田佐一郎会長が
ハマボウについて「寒さに弱く、以前は高鍋が北限と言われていた。
樹齢100年近い木もある」と説明し、参加者は
マイクロバスや乗用車で河口へ向かい、
車窓からハマボウの花を観察しました。
見学後は、NPO法人大淀川流域ネットワークの杉尾哲代表理事を
座長に、6団体が水質検査の様子やホタルを
呼び戻す活動などを報告しました。
意見交換もあり「河川環境改善のために小丸川ではダムにたまった
土砂を川の中に置く『置砂』を試験的に行っている」
「山が壊れると河川にも影響が出る。
上流の山に木を植えるなど壊れる対策も必要」などと情報を交換しました。
同交流会は河川に関する活動を行う住民団体と
宮崎河川国道事務所、県県土整備部が集まり、
2013年度から実施しています。
これまでに宮崎、都城市で行い、小丸川水系では今回初めて開きました。
現在は19団体が会員になっています。
(宮崎日日新聞 7月8日 抜粋)
コメント 0