高鍋町北高鍋の画家石井秀隣さん(81)の個展が、
同町のギャラリーアイ(高鍋信用金庫本店北隣)で12日まで開かれています。
命や宇宙を感じさせる心象風景を書いた0~15号の
油彩28点を鑑賞無料で展示しています。
石井さんが初歩から油彩画を指導してきた「アートクラブ木蓮」が
グループ展50回を迎えるのを機に、メンバー12人と
石井さんが全員で開く個展・2人展の第1弾です。
石井さんは大理石を砕いてざらついた感触を出したり、薄く溶いた絵の具を流して
光沢を出したりと、さまざまな質感を表現しています。長年取り組んできた
生命力に富んだ「兆(きざし)」と、現在取り組んでいる
「活(いのち)」といった大作シリーズの中間的な
テーマの作品群だといいます。
逆三角形の構図や紫色で表現した時代の不安定さ、活力ある赤一色の作品など、
普段は100号以上の大作に取り組む石井さんも
遊び心いっぱいに取り組んだといいます。
「油彩は表現の深み、幅が一番ある画材。技法を自分で見つける面白さがある。
無限に自由な解釈で見てほしい」と話しています。
(宮崎日日新聞 7月10日 抜粋)
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