自然の力を利用したクリーンなエネルギーについて理解してもらおうと、
県企業局は8日、木城町の石河内第1発電所などで
施設見学ツアーを実施した。同町・木城小
(岩崎文彰校長、266人)の4年生45人が参加し、
水力発電の仕組みやダムの重要性を学んだ。
同発電所は1950(昭和25)年に運転を開始し、県企業局の発電所の中では
最も古い。最大出力は2万2200キロワット。児童には職員が
「県企業局では年間5億キロワット時の水力発電を行っており、
火力発電に置き換えると自動車22万台の二酸化炭素排出量に
匹敵する」といった説明を行い、クリーンな点を強調した。
また、発電機や配電盤室などを見学した後、水車の模型で発電の仕組みを解説。
水が流れると水車が回り、電気が発生する様子に興味深く見入っていた。
児童は川原自然公園でアユの稚魚放流も体験し、環境を守る大切さを学んだ。
大橋亮心君(10)は「機械の大きさや迫力がすごかった。消し忘れなどで
電気を無駄にしないように注意したい」と話していた。
宮崎日日新聞 7月11日 抜粋
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