国産材の利用促進について考える「まちと森林をつなぐ木づかい全国キャラバン」
(実行委員会主催)は25日、綾町公民館文化ホールであった。
約200人が参加。基調講演や先進事例発表を通じ、
木材利用の現状や意義を学んだ。
東京大の有馬考禮名誉教授が「木のまち・木の家の広がりとその可能性」と題して
基調講演した。有馬名誉教授は、マンションの内装を木に換えると、
使用電気量が通常より約3割現象したという
試験データを紹介した。
また、細長い板を積み重ねた大型パネルを、木造ビルの床や壁に使うCLT工法と
呼ばれる新技術を説明。その上で「木材は使って、次につなげられる資源。
木材や技術を持つ生産地と、人やお金を持つ消費地を
いかに結ぶかが重要」と強調した。
また、建築材などを作った後の端材から割り箸を作る取り組みや、地域材で家具を
制作する先進事例発表もあった。会場近くでは、木製おもちゃで自由に
遊べるスペースもなり、大勢の親子でにぎわっていた。
(宮崎日日新聞 7月28日 抜粋)
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