宮崎市動物園で5頭誕生
宮崎市フェニックス自然動物園で、「カピバラ」の赤ちゃんが5頭誕生した。「キュルキュル」と
愛らしい声で鳴きながら元気いっぱい飼育舎を走り回り、早くも人気者になっている。
カピバラは、世界最大の齧歯(げっし)目(ネズミの仲間)で、南米の草原地帯に生息し、
親の体長は1~1.3メートル、体重は35~65キロほど。寿命は7~12年で、
1歳半ぐらいで成体となる。
赤ちゃんは、2歳の父ハヤテと3歳の母モモとの間に4日に誕生。モモは初産だったが、
5カ月の妊娠期間を経てカピバラの平均出産頭数3頭を超える数を産んだ。
赤ちゃんの体長は20~25センチ、体重は1~1.5キロほど。性別の調査は
まだ行っていない。赤ちゃんは目が見え、毛が生えた状態で生まれ、
生後30分ほどでモモのおっぱいを飲み始めたという。
飼育舎では、ハヤテにじゃれる姿などが観察できる。
赤ちゃんの誕生は2007年以来。当時は3頭生まれて、2頭が成育した。
動物園の飼育課長で獣医師の竹田正人さん(56)は「大切に育てたい。
愛らしい姿を見に来て」と8年ぶりの誕生を喜んでいた。
宮崎日日新聞 8月10日より抜粋
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