小子化の一因となっている未婚・晩婚化を解消しようと、
県は19日、男女を縁結びする「みやざき縁結び
サポートセンター」を宮崎市に開設した。
会員登録した人同士を希望に基づいて引き合わせ、
結婚までを支援する。会員登録は同日に始まり、
引き合わせは12月から始める予定。
会員になれるのは、結婚を希望する20歳以上の独身の人。センターを訪れて
氏名や勤務先、家族構成、身長などの基本情報のほか、任意のプロフィル、
相手に求める条件などをシステムに登録する。
県外存在でも登録でき、親族による
代理登録も可能。登録料は
2年間で1万800円。
引き合わせを希望する際はセンタータブレット端末を使い、
条件を入力して検索。一度に3人以内を選び、
メールで申し込む。同意が得られれば、
ボランティアの「縁結びサポーター」が
同席して会う。
サポーターは面会後に交際に発展した場合は
定期的に状況確認や支援を続ける。
センターが設けられたのは同市の複合ビルKITEN7階。
広さ約22平方㍍に、引き合わせ相手の検索ができるブースが
3人分設けられている。
運営は宮崎商工会議所が受託。田本章センター長と
職員2人が常駐する。
同日は河野知事らが出席して開所式を行った。知事は看板を掲げて
祝った後、タブレット端末での検索を体験していた。
知事は「地方創生の中で小子化対策は課題。
本県の未婚化率も上昇し、生まれる子どもの数も減っている。
県も民間も市町村も、できることを何でもやるという
危機感でやっていく。多くの出会いが生まれて結婚、
出産に結びついてほしい」と話した。
センターは10月には都城、延岡市にも開設する予定。本年度は
3センターで会員を500人、引き合わせ150組を目指す。
また県は今後、縁結びサポーターを
45人程度募集し、研修する。
みやざき結婚サポートセンター
0985(41)4110
(宮崎日日新聞 8月20日 抜粋)
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