南那珂(串間市)、都城(都城市)、曽於地区(鹿児島県志布志市)、曽於市(同県曽於市)の
4森林組合で後世している木材輸出戦略協議会は8月30日、
串間市の福島港から初めて海外に木材を輸出しました。
杉、ヒノキの中国、韓国向け輸出が好調なためで、
今後も福島港の活用法として期待されます。
同協議会の2014年度輸出量は前年度の約1・5倍となる
3万6100立方メートルです。
両国での需要が高まっており、15年度は4万立方メートル、
16年度は5万立方メートルを計画しています。
輸出増の影響で、約8万ヘクタールある志布志港の木材専門ヤードが
手狭になっていることから、福島港が利用されました。
同校の最大水深である7.5メートルの岸壁に着岸したバルク船で
梱包(こんぽう)用材の千立方メートルを上海へ輸出しました。
同行で農林水産省の植物防疫検査に合格した木材を、
荷役会社の作業員が同日朝からフォークリフトとクレーン車を使って積み込み、
夕方出航しました。船は1週間後に上海へ到着します。
輸出することで同校を管理する県にヤード使用料などが入ります。
また、荷役会社など業者が串間に出入りするため、
市の地域振興にもつながると期待されます。
同協議会は「国内で売れにくい大怪材の需要が中国、韓国で伸びている。
志布志港の状況を見ながら福島港を活用し、販売促進を
図っていきたい」と意気込んでいました。
志布志港の最大水深は8・5メートルで、1隻最大約4千立方メートルの
木材が輸出できます。福島港からは同最大約3千立方メートルの
輸出が可能といいます。
(宮崎日日新聞 9月1日 抜粋)
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