延岡市・延岡学園高校の調理科3年、下堂菌飛鳥さん(17)が考案した
「トマトとショウガのエクレア」が、大分県の別府大学短大部食物栄養科の監修の下、
同校と共同開発で商品化されることになりました。
「あすかちゃんのエクレア」の名前で、佐伯市内の菓子店「お菓子のウメダ」で
10月から製造、販売します。同校から商品化された菓子は5品目だが、
調理科の谷本浩二教諭(52)は「県外の大学と高校が共同で
商品化するケースは全国でも珍しいと話しています。
同エクレアは上部がショウガの粉入りクッキー生地、
下は干しシイタケの粉入りシュー生地です。
トマトのエキスを混ぜ込んだカスタードクリームと生クリームを挟みました。
ショウガの辛味がカスタードを引き立て、すっきりとした甘さで
洗練された大人の味わいを醸し出しています。
今年3月に大分県の佐伯市の観光協会が主催する、同市特産品を使った
創作メニューコンテスト「さいき食のスター誕生!」で
最優秀賞を受賞し商品化が決定しました。
6月末から同短大部食物栄養科の立松洋子教授(58)や
学生らと意見交換や試作を重ねてきました。
県外のホテル厨房へ就職を希望している下堂菌さんは「自分の名前がついた菓子。
卒業しても残ってほしい」と、広く愛される菓子になるよう願っていました。
また、エクレアを契機に、宮崎と大分の特産品を盛り込んだ「四季弁当」も
共同開発が決定しました。両県の道の駅で今冬に発売を向け、
延岡学園高校で6月からメニュー開発に乗り出しています。
(宮崎日日新聞 9月2日 抜粋)
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