宮崎市・宮崎北高(佐藤公洋校長・953人)放送部の
作品「70年生きながらえて」が
「第62回NHK杯全国高校放送コンテスト」
(全国放送教育研究会連盟など主催)の
ラジオドキュメント部門で入選した。
戦争について理解を深めてもらう内容で、11月に九州朝日放送の
ラジオ番組で放送される予定。
部員たちは「戦争の実態を多くの人に知ってもらい、身近な問題と
して捉えてもらいたい」と話している。
コンテストは「私たち高校生と放送」をテーマに高校生向けの
作品(7分以上)を製作。
全国から463作品の応募があり、各都道府県から推薦を受けた184作品が
全国大会に進出。
このうち40作品が7月下旬にあった準決勝に進み、同部の作品は企画内容や
制作技術などが評価され入選(全10校)した。
制作したのは3年の濱砂優希さん(17)と2年の横山小涼さん(17)、
樋渡彩音さん(16)の3人。
戦後70年を迎え、戦争体験者が減少する中、その体験をいかに継承して
いくかを考える作品を企画。
昨年7月から約1年をかけて同校の生徒や教員にインタビューしたり、
18歳で南太平洋のソロモン諸島に出征した鬼塚勇作さん(91)=
同市古城町=に戦争体験を聞いたりして完成させた。
作品は11月11日午前0時半から、九州朝日放送の番組「おっきーの
ラジドラ学園」で放送される予定。
専用の有料アプリに加入すれば、県内でも聴くことができるという。
(宮崎日日新聞 9月5日より抜粋)
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