観光客がまちあるきを楽しめる環境を整備しようと、新富町は20日、町外在住者を
対象にモニターツアー「ありのままの新富町」を開きました。
宮崎、都城市などから36人が参加しました。地元ガイドを伴い、景勝地や地域の
暮らしを体感できるスポットを散策しました。
地域資源を生かし、観光活成化を図る「スカイパーク構想」推進事業の一環です。
同構想で町は「海」「街」「里」などのテーマ別に町内を周遊できるルート作りを計画。
ツアーは、ルートの検証や観光客の受け入れ態勢の整備を目的に実施しました。
参加者は観音山公園や九家神社化石群、新田・一丁田地区など7カ所探訪。
このうち同地区では約2キロを歩き、茶畑やダイコン干しといった
地域の暮らしを伝える景色を楽しんだり、一丁田池ビオトープに
自生する植物を観察したりしています。
参加した宮崎市吉村町、迫田悦子さん(65)は「車で通り過ぎるくらいで、
新富町に立ち寄る機会はあまりなかたです。
地元の人しか知らない町の魅力に触れ、印象が変わった」と話したいました。
企画した町まちおこし政策課の外園高士主幹(45)は「参加者へのアンケート結果を
生かし、今後は地域での交流メ二ューの充実やガイドを担う人材の
掘り起しなどを進めて生きたい」と語っていました。
宮崎日日新聞 2月27日より抜粋