都城 梅北小児童ダム見学
都城市・梅北小(石川幸弘校長、142人)の4年生23人は23日、都城市山田町の
木之川内ダムを見学し、同市と三股町の畑約4千ヘクタールに水を供給する
畑地かんがい事業について学んだ。
都城盆地は保水性の低いシラスに覆われ、水の確保に苦労し畑作経営が不安定だった。
木之川内ダムは必要な時にいつでも畑で水が使えるよう貯水しておくための施設で、
国が2009年に整備。水利用可能面積は昨年度末で827ヘクタールとなっている。
児童たちは堤体の上を歩き、大規模な施設を間近に見学。ダムを管理する
都城盆地土地改良区の職員から「満水時には東京ドーム5杯分の水がたまる。
ダムの水は道路の下に敷いたパイプを通して畑へと供給され、梅北小の
近くにもパイプがつながっている」などと説明を受けた。
前村尚吾君(9)は「こんなに大きいとは思わず、驚いた。都城全体の農作物に
役立っていると知って、すごい施設だと思った」と話した。
施設見学会は、3月に稼働したごみ焼却施設・市クリーンセンターとセットにして
市農産園芸課が初めて開催。中霧島小、木之川内小児童の見学を予定している。
宮崎日日新聞 6月28日より 抜粋