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都城市 国宝や重文展示有利に [都城市]

 都城市の都城島津邸(宇都弘次郎館長)は、

国宝や重要文化財(重文)といった国指定文化財を適切に保存展示できる施設であると

国が証明する「公開承認施設」に認定されました。同施設認定は県内で初めてです。

国指定の文化財を展示する際に必要な手続きを簡素化できる上、

対外的な信頼性も高まるため、他施設が所蔵する貴重な資料を借りて

より展示しやすくなるといった利点があるといいます。

 公開承認施設になるためには、収蔵庫や展示ケースの温度や

湿度を一定に保つ設備を供える、5年間以上務める学芸員が

2人以上いることなどの条件を満たす必要があります。

同邸内の「都城島津伝承館」は、同施設認定を前提に設備しています。

開館5年を過ぎた今年7月に申請し、8月末に

全国で144番目の承認施設となりました。

 承認施設は重文などを公開する際、従来必要だった国への許可申請が

原則不要となるほか、他施設から資料を借りる場合は梱包(こんぽう)や運搬費、

応急修理といった費用の一部について国の補助が受けられるようになります。

 学芸員でもある山下真一副館長(51)は「国宝や重文といった

なかなか見られない貴重な資料を展示し、

市民に見てもらえる機会が今まで以上に増やせそうだ」と話します。

 今後、同館は10月17日から始まる

特別展「江戸時代の地図作成と地誌編さん事業」で国宝「伊能忠敬像」を

展示するほか、来年度は国宝や重文を並べる

企画展(テーマ未定)も予定しています。

(宮崎日日新聞 9月25日 抜粋)

都城市 都城で生まれ育った競走馬キリシマオジョウ活躍 [都城市]

 都城市吉之元町の土屋牧場で生まれ育った2歳牝馬・キリマオジョウが、

中央競馬で熱い視線を浴びている。

8月にデビューすると、圧倒的な力を見せつけ2連勝。

生産者で馬主の土屋君春さん(78)は「本当によく走る。九州産馬の

星として、大きく羽ばたいてほしい」と心躍らせる。

 8月2日に小倉競馬場であった新馬戦では、後続に6馬身差をつけ

鮮烈にデビュー。

好タイムをたたきだし周囲を驚かせた。

注目された同29日の九州産2歳馬チャンピオンシップ「ひまわり賞」

(小倉競馬場、芝1200㍍)でも、断トツの人気に

応え楽々と1着でゴールした。

 実は、このレースに勝つことは土屋さんの長年の夢だった。

かつて軍馬生産が盛んで競馬場もあった都城盆地に、兄が牧場を開いたのは

1950(昭和25年)年ごろ。

土屋さんは毎日学校から帰ると、馬に乗って遊ぶのが

楽しみだったという。

50代半ばで都城市役所を早期退職し、それからは牧場の経営に専念。

ひまわり賞を目標に、長男と二人三脚で繁殖牝馬4頭と

子馬の世話を続けてきた。

 2013年春に誕生したキリシマオジョウは大柄で負けん気が強く、

当初から目を引く存在だった。

霧島山麓の雄大な自然の中で2年間健やかに成長し、今年6月に滋賀県の

栗東トレーニングセンターへ移った。

そこで三股町出身のベテラン調教師・橋口弘次郎さん(69)の調教を受け、

順調に才能を開花させている。

 ひまわり賞での勝利は、くしくも橋口さんにとっての通算千勝目。

この馬の素質を認める橋口さんは「次のレースで成績が良ければ、来春の

桜花賞(G1)まで行きたい」と話したという。

周囲の期待が高まる中、土屋さんも「都城産のキリシマオジョウがどこまで

通用するか、これからが楽しみ」と目を輝かせる。

(宮崎日日新聞 9月7日より抜粋)

都城市 買い物困難高齢者支援 [都城市]

 過疎化による店舗閉店などで食料など日用品の買い物が

難しくなった地域の高齢者らの生活を支援するため、

都城市が車両購入費などを補助する民間の

移動販売車「買い物支援カー」が2日、

運行を始めた。

 移動販売車が回るのは、西岳、庄内地区→中郷地区、今町、大岩田町、

下長飯町→志和池、山田地区→山之口、高城地区の同市内4コース。

いずれも高齢者率30%以上、路線バスの運行本数が1時間に1本

未満など、市が「買い物困難地区」として指定する地域だ。

 運行は、同市などでスーパーマーケットを展開する「ながやま」

(都城市、永山幸弘社長)が軽トラックで3コース、グリーンコープ

生活協同組合みやざき(宮崎市、鈴江信子理事長)が1㌧トラックで

1コースを担当する。

 1台当たり1日に5~7カ所を訪れ、各コースを週1、1回周回する。

市は車両購入費や人件費、広告費などの一部を補助。

本年度一般会計当初予算に約1200万円を計上している。

 同日は西岳、庄内地区と山之口、高城地区の2コースを周回。

西岳地区では約500品を積んだ販売車が到着すると、高齢者ら住人が

次々と商品を買い求めていた。

かつお節とリンゴを購入した主婦(64)は「車が運転できずバスの

本数も少ないので、生鮮品を買うのに助かる」と感謝していた。

 支援車について池田宜永市長は「買い物に苦労している人たちの

役に立ってほしい」、永山社長は「買い物に人が集まることで

地域のコミュニティーのつながりも強められれば」、鈴江理事長は

「今後も要望を受けて地域の役に立ちたい」と話している。

(宮崎日日新聞 9月4日より抜粋)

都城市 今季もうまい芋焼酎に [都城市]

 焼酎・泡盛メーカーの2014年売上高ランキング(帝国データー

バンク福岡支店調べ)で3年連続全国1位になった都城市の

霧島酒蔵(江夏順行社長)で、今年も芋焼酎の仕込みが

本格化している。

長雨で生育が心配された原料の甘藷(かんしょ)「黄金千貫」の出来も

順調といい、現在造っている「新酒」が来年1月にも店頭に並ぶ。

 甘藷が収穫を迎えるこの時期、毎年仕込みに入る。

今年は7月末から麹(こうじ)を用いた酒母づくりを始め、今年初旬から

同市内の全4工場で、毎日80㌧ずつ搬入される黄金千貫を

原料に焼酎を仕込んでいる。

 このうち同市下川東の本社増設工事では、15人前後の従業員が

ベルトコンベアーから流れてくる黄金千貫を手際よく選別。

傷があるものを取り除いたり、大き過ぎるものを切るなどした後、

機械で小さく粉砕して蒸し工程へ。

ここから仕込みタンクに移され、水と酒母と混ぜ合わせられて

2次仕込みが行われいる。

2次仕込みでは、甘藷のでんぷんの糖化とアルコール発酵が同時に

起こるため、ふつふつと発酵しているタンクからは、アルコール

のほのかな香りが漂っている。

 同社によると、梅雨時期の長雨にかかわらず甘藷の生育は順調。

年内は生甘藷を、それ以降は冷凍保存した甘藷を原料に、

来年6月ごろまで4工場合わせて1日当たり

一升瓶約16万本の焼酎が造られるという。

(宮崎日日新聞 8月31日より抜粋)

都城市 伝統山車残したい 高城の高齢者クラブ [都城市]


かつての地域夏祭り象徴  乗り手や牛 人形で再現


 都城市高城町で8年前まで行われていた八坂神社祇園祭の山車が、手作りの人形や

牛の模型でにぎやかに飾り付けられ、地元の高城地区第6自治公民館内に展示

されている。「地域の伝統をどうにか保存できないか」との思いから、

高齢者クラブを中心に住民たちが山車を〝復活〟させた。


 この祭りは古くから毎年7月下旬に行われ、2台の山車が楽器を奏でながら、

みこしや仮装行列と共に盛大に街を練り歩いたという。しかし山車の

乗り手となる子どもの減少、祭りを支えてきた商店街の衰退によって

2007年を最後に途絶え、現在は神事だけが行われている。


 昨夏、倉庫で眠り続けていた山車を廃棄する話が持ち上がり、高城地区

第6高齢者クラブ(上東正治会長)が「もったいない。当時をしのべる

展示物にしよう」と奮起。

今年1月から山車の補修に取りかかり、乗り手や引き手の人形12体と、

牛の模型を手作り。地元女性グループの協力も得て人形一体一体に

浴衣を着付けし、三味線や鼓、かねなどを持たせ指先の動きまで

細かく再現した。


 半年かけ完成させた山車は、長さ6.5メートル、幅2.3メートル、高さ3メートルの

大作で、躍動感にあふれる。住民には8月2日の夏祭りでお披露目された。

同日は演奏の音楽を流しながら、八坂神社から公民館までの約600メートルを

法被姿の子どもたちが元気よく引っ張った。その光景に住民たちは

「懐かしい」「よくできている」と喜んだという。


 同クラブの上東会長(77)は「一人でも多くの住民に、古き良き伝統行事を懐かしく

感じてもらいたい。子どもたちにも地域の伝統に関心を持ってもらい、

『また祇園祭やってみよう』となれば一番うれしい」と

話している。



                  (宮崎日日新聞 8月24日より抜粋)

 

タグ:山車 祭り 復活

都城市 夏シャツ都城の定番に [都城市]

 都城市の都城物産振興協会(早川洋会長)は今夏、地元産の絹織物「大島紬」を

用いた高級夏シャツを売り出しました。「着心地の爽やかな一点物で、

特別感を味わえる」と早川会長(58)が胸を張る自信作で、

「みやこつむぎ」と名付けて市内外での定着を図ります。

 大島紬は国の伝統的工芸品です。もともと奄美大島で生産されていたが、

戦時中に移住した人々によって鹿児島県本土、都城市でも織られるようになりました。

市内では組合に6社が加盟していたが、着物の需要減と後継者不足により

相次ぎ廃業していきました。

現在は東郷織物(天神町)だけが残っています。

 早川会長は今回、「都城のいいものを伸ばしたい」との一心で同社に提案しました。

ハワイのアロハシャツ、沖縄のかりゆしにも負けない都城発の

夏シャツを生み出そうと、同社マネージャーの

谷口啓子さん(71)とアイデアを出し合いました。

 コストを抑えるために端切れを活用することにし、複数の色を絶妙に合わせた

今風のデザインに仕上がりました。糸を強くよった夏大島を使用しており、

すけ感があり風通しがよく、速乾性に優れています。

 谷口さんは「着物の品質のよさをシャツで体感し、日本文化や職人の

思いに触れてもえれば。お気に入りの1着として、

ちょっとしたハレの日に着てほしい」と話しました。

 手作りのため販売は予約制で、当面はモニター価格として

1着1万6200円で販売します。

購入は同協会 TEL 0983(38)4561 です。

(宮崎日日新聞 8月20日 抜粋)

都城市 食品製造・営業など学ぶ [都城市]

 都城市のヤマエ食品工業(江夏喜一郎社長)でマレーシアの

大学生ワン・イスカンダルさん(21)が研修しています。

同社が同国から研修生を受け入れるのは初めてで、ワンさんは工場での

商品の梱包などに従事しています。営業活動にも同校し

同社や日本の企業活動を学ぶ予定です。

 ワンさんはクアラルンプールに近いセルダンにある同国立プトラ大学で

経済学を学んでいます。同社の江夏啓人総務部長兼企画部長が、

同大学と交流がある九州工業大(北九州市)の

知人を通じて研修生受け入れを依頼され、

7月半ばにワンさんが来日しました。

 大学では労務管理などを学んでおり、日本の企業に関心があったというワンさんです。

白衣に身を包み、工場で麺つゆなどの商品を袋詰めするなどしながら、

製品ができるまでの流れを学習しました。

9月初めまでの研修期間中、納入先に商品を卸すなどの

営業活動にも参加することにしています。

 同国の金融機関への就職が内定しているワンさんは

「工場にはマレーシアにないような機械が多く、

働いている人は皆明るくてフレンドリー」と働きやすさを実感しています。

「将来はマレーシアなどでヤマエの製品を普及する

お手伝いができればいい」とも話していました。

 同社は既に麺つゆなどを輸出している台湾などに加え、将来的にマレーシアなどにも

製品を輸出したい考えで、ワンさんからイスラム法で許された食事や

活動を指す「ハラル」について学ぶ機会にもなっているようです。

江夏総務部長兼企画部長は「研修期間は短いが、

就職して日本に携わるような仕事をするようなときに都城での体験は貴重なものになる。

私たちも商品輸出へ勉強させていただいている」と話しています。

(宮崎日日新聞 8月18日 抜粋)

都城の焼肉御膳。消費増へキャンペーン。食事券抽選回数を拡大。1万食を年間目標に。 [都城市]

 今月から都城市のご当地グルメ「都城焼き肉三昧舟盛り御膳」の消費拡大を図るため、

同市の提供店舗や都城商工会議所などでつくる

都城ご当地グルメ推進協議会(天水富士雄会長)は、キャンペーン活動を強化しています。

現在、年間提供食数は5千食を切っているが、これを1万食まで伸ばしたい考えです。


 これまでのキャンペーンは、毎月第3週に食べた人を対象に、

加盟店舗で使える食事券を抽選で5人に贈っていたが、

今月からは、これをすべての週に拡大します。

加えて、1年間の提供食数が1万食を超えた場合は、

抽選で1人に2泊3日の沖縄旅行(ペア)が当たる取り組みも新たに始めました。


 同御膳は2011年6月に「焼き肉三昧炭火定食」として発売し、

2013年2月から「舟盛り御膳」に改良しました。

同市が産出額日本一を誇る鳥、豚、牛肉や野菜を舟盛りにして、

陶板で焼いて3種類のたれで味わいます。

価格は1600円で、現在は市内の5店舗で提供しています。


 同商議所によると、これまでの提供食数は約2万4千食で、

ほか地域のご当地グルメと比べて低迷しているといいます。


 担当者は「舟盛り御膳グルメは地域活性化を目的として生まれたが、

このままでの状況では2、3年で消えてしまう可能性がある」と危機感を示し

「キャンペーンを通じて注目度を高め、ファンを増やしていきたい」としています。


宮崎日日新聞 8月5日より抜粋

都城市 インフラ効率よく活用 [都城市]

 都城市の中心市街地再生へ、商店街のにぎわい創出などを担う

タウンマネージャー・二宮啓市さん(57)が3日、着任しました。

北九州市の中心市街地で空きビル再生などを行ってきた二宮さんは、

これらの実績を基に4年間、空き店舗解消などで

魅力ある街づくりに取り組んでいます。

 二宮さんは同日、タウンマネージャーを公募した都城商工会議所で契約書への

調印など着任式で臨んだ後、池田宣永市長を表敬しました。

この中で岡崎誠会頭は「大丸跡地に中核施設ができるいいタイミングで来ていただいた。

行政が担当する跡地利用も含めて、まちづくりに

貢献いただきたい」と歓迎しました。

池田市長も「市街地再生は市民の関心も高い。これまでの経験を

生かして尽力してほしい」と迎えました。

 これに対し、二宮さんは「私1人では17万人近い人口がいる都城市の

中心市街地再生は厳しい。(空き店舗の)オーナーさんに意識を変えていただき、

協力をお願いしたい」「中心市街地のインフラは素晴らしいものがあり、

効率よく活用する必要がある」と抱負などを述べました。

 この後の会見で、二宮さんは「当初はいろいろな人から話しを聞き、

私の考えとギャップがあれば埋める作業をしたい」と説明しました。

店舗面積の分割やIターン、Jターンを含め企業意欲のある人を呼び込むなどし、

空き店舗解消に努める考えを示しました。

 タウンマネージャーは、旧都城大丸跡地を利用した中心市街地中核施設の

整備が進むのに合わせ、同商議所が全国から公募しました。

29人の応募者から集団討論や公開審査会などを経て、

実行力や計画力、協調性やリーダーシップなどで高い評価を得た

二宮さんが選ばれました。報酬は70万円です。

(宮崎日日新聞 8月4日 抜粋)

高崎町 屋台や花火盛況 [都城市]

 住民一体となった地域活性化に取り組む都城市高崎町の笛水地区で7月25日、

笛水夏祭り(笛水小中学校PTA主催)が開かれました。

「古里を見詰め直そう」と1995年にスタートし、

今年で節目の20回目になります。

会場の笛水小中学校運動場には、同行の児童生徒、地域住民、笛水出身者ら

大勢の人が集い、多彩な出し物や花火で盛り上りました。

 同地区は167世帯378人の小さな集落で、全校児童は19人です。

夏祭りは住民が心待ちにする最大の地域行事で、

毎年人口を上回る来場者が詰め掛けます。

 出し物では同校の児童生徒がダンスや合奏、地域芸能の地つき唄、

べぶ踊りを披露しました。地元住民らによるバンド演奏や踊り、

エイサー、県のシンボルキャラクター「みやざき犬」のショーなどもあり、

来場者は住民手作りの「屋台村」の飲食物を

味わいながら、祭りを楽しみました。

 また生徒らが準備から運営まで行う「子ども屋台村」も4年連続で登場しています。

手作りクッキーや綿菓子、射的ゲームやバザーなどで得た収益金約4万円は、

同校と交流のある東日本大震災被災地・福島県いわき市の

田人中学校へ義援金として送ります。

 生徒会長の村橋なあこさん(15)=9年=は「みんなで出し物を、

楽しんでもらえてほっとした。子ども屋台村も成功し、

田人中にも喜んでもらえると思う。人が温かい笛水で育ってよかった」と笑顔でした。

第1回から参加しているPTA会長の谷畑政光さん(55)は

「小中学校を中心に地域住民が触れ合い、

笛水のいい所をアピールしようと手作りで続けてきた。地域外から来られた方から

『元気をもらった。また来るね』と言ってもらえるのが

一番うれしい」と話していました。

(宮崎日日新聞 8月1日 抜粋)
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