マンゴーの甘さ生かす
食品や飲料品の味を世界的に評価するiTQi(国際味覚審査機構、本部・ベルギー)の
審査会で、川南町のマンゴー農家木村幸司さん(61)が製造するジャム
「マンゴーコンフィチュール」が、最高賞の三つ星を獲得した。
味に対する絶対的な信頼を得た木村さんは「『おいしい』を客観的に評価してくれた。
自信になる」と話している。
iTQiは欧州の調理師協会や国際ソムリエ協会に所属するソムリエやシェフが
審査員となり「味の満足度」を評価。三つ星から一つ星までの3段階あり、
評定90%以上に三つ星が与えられる。木村さんは国内で高評価の
コンフィチュールを、国際的に評価してもらい、商品に付加価値を
付けようと応募した。
「1年間を通じてマンゴーを味わってほしい」と6次産業化の一環で開発した。
自身の農園で生産したマンゴーを用い、手作りで製造。マンゴーの糖度を
生かした優しい甘みが特長で、ジャムとして使うほか、ヨーグルトや
紅茶に相性が良く、用途は幅広い。
ブリュッセルで4日にあった授賞式に参加した木村さんは「世界中の人が
祝福してくれた」と感激した様子。今後も商品開発に積極的に取り組むと言い
「来年も三つ星を獲得できるよう、味へのこだわりを持ち続けていきたい」
と意欲を口にしていた。
商品は宮崎市内のスーパーなどで取り扱っている。問い合わせは木村さん
090(8943)6804
宮崎日日新聞 6月26日より抜粋